「カナダのCo-po留学ってどんなの?興味はあるけど具体的なことが分からないから、分かりやすく解説してほしい」この記事を読むことで、あなたが感じているCo-po留学に関しての疑問は、きっと消えるでしょう。
Co-op留学で働く際は、時間数や仕事内容などに制限があります。ずっと働けると考えて充分な生活費を用意しないと大変ですから、しっかりとCo-op留学について理解して準備が大切です。
- Co-op留学について
- Co-op留学のメリット・デメリット
- Co-op留学の準備ポイント
- Co-op留学体験談
Co-op留学の目的や詳細を理解すれば「価値ある就職体験を実現できる」ので、ぜひ参考にしてみてください。
カナダのCo-op留学とは?

カナダのCo-op留学について理解を深めるために、今回は以下の6つをピックアップしてみました。
- Co-op (コープ) について
- Co-opの他の呼び方
- Co-opプログラムのある学校
- Co-opに関しての原則
- Co-opプログラムのスケジュール
- 給料について
それぞれ解説していきます。
Co-op (コープ)について
Co-opは「学校のプログラム」であり、働けるビザのことではありません。座学で習ったことが、実地でどのように使われているのかを確認することが目的です。実務能力の育成を学ぶために一定期間、企業などで仕事を体験するというプログラムです。
ですから、勉強している内容に関連する仕事を探します。就業体験とはいえ、労働とみなされるため給料は発生します。ただし「生活費を補う」「お小遣いを稼ぐ」といった目的で、Co-opプログラムを希望することはできません。
Co-opの他の呼び方
Co-opには、主に下記のような呼び方があります。
- インターンシップ(internship)
- プラクティカム(practicum)
- 有償または無償インターンシップ
- ボランティアワーク
上記の呼び方は、全て同じ意味だという認識でOKです。
Co-opプログラムのある学校
専門学校、大学、短大でのみ取り扱いのできるプログラムで、語学学校ではCo-opプログラムはありません。Co-opプログラムは、2014年6月より施行されたカナダ移民局の規定に基づいており、各州の教育機関の許可を得てプログラムを提供しています。
Co-opプログラムを作成するかは、それぞれの学校の方針です。Co-opプログラムを作成しない学校もあり、プログラムによってCo-opプログラムがある場合もあります。Co-opプログラムの期間は、学校やプログラムによって様々です。
Co-opに関しての原則
働くことに関連するため「カナダ移民局・州の教育機関・州の労働局」に関連した規則があります。また、これらの指導を受けなければいけなかったり、学校ごとに決められているルールも知っておきましょう。
働ける時間数
Co-opで働く期間は、座学の「授業時間数」を超えてはなりません。また、期間よりも時間数を優先します。
働ける場所
自分の勉強しているプログラムや内容に関連する職種で、働ける雇用先を探すことが可能です。そのため、働ける場所は雇用先次第ということになります。そして学校が許可した雇用先です。
学校のルール
修了証を学校からもらえない場合があります。以下のような場合は、プログラムを履修したとは認められないからです。
- 働いた経験を得られなかった場合
- 実習に参加しなかった場合
- カナダ移民局のルールを守らなかった場合
- 学校が許可する仕事以外で仕事をした場合
Co-opプログラムのスケジュール
Co-opプログラムは、座学で知識を得てから働くという考えです。そのため、座学の授業をまず受講します。
- 6ヶ月間授業→6ヶ月間働くCo-op
- 3ヶ月授業→6ヶ月働くCo-op→3ヶ月授業
また、授業とCo-opが交互のスケジュールになってる学校やプログラムもあります。
仕事について
仕事を探すことができます。各州によって若干ルールは違いますが、BC州では授業期間の20%未満がCo-op期間の場合に限り、無給で働いても違法ではありません。
例えば「6ヶ月授業 + 2カ月インターンシップの合計8ヶ月プログラム」の場合です。ただ、働く期間が2 ヶ月で有給の仕事を見つけるのは、かなり困難と言えます。off-work campumus permitを利用して「6ヶ月間の授業期間中に仕事を探す」または「無給で探す」ことを考えましょう。
カナダのCo-op留学とワーキングホリデーの違い

Co-op留学とワーキングホリデーの違いは、以下の4つです。
- 働ける期間
- 学校
- 働ける場所
- ワーキングホリデーとCo-opビザの両方が利用できる
それぞれ解説します。
働ける期間
ワーキングホリデービザの期間は1年間ですが、1年間ずっと働いていても大丈夫ですし制限もありません。Co-opビザの場合、座学の「時間数」を超えることはできません。例を挙げて説明します。
働ける期間は「週20時間」の「8カ月」、「週30時間」の「6カ月」でもありません。正確には「週の時間数」x 「座学の週数」で計算します。この総時間数を超えて働くことも、座学の総週数を超えて働くこともできません。「総時間数」が「総週数」よりも早く達した場合Co-opは終了です。
学校
ワーキングホリデービザは「6ヶ月間まで」学校に通うことができますが、学校に通わなくても問題ありません。Co-opビザは、専門学校に通わないと取得できません。
働ける場所
ワーキングホリデービザは、「自分の働きたい場所・職種・業種」で働くことができます。Co-opビザは「学校が認めた会社や職種」でしか働けません。学校が認めてくれるのは専攻しているプログラムに関連した職種です。下記のような例は、学校側が認めてくれないパターンです。
メイクアップアーティストなど、国際貿易プログラムで習ったことを活かせない職種です。関連性がないため学校が認めてくれません。
では、どんな場合に認めてくれるのかと言えば、下記のような例であれば可能性があります。
「メイクアップアーティストの経理を担当する」というように、学校が認めてくれた場合にのみ働くことができます。
ワーキングホリデーとCo-opビザの両方が利用できる
ワーキングホリデービザを利用したから、Co-opビザが利用できないということはなく、応募資格を満たしていれば両方とも利用することができます。お薦めは先にCo-opビザを利用してから、ワーキングホリデービザに切り替えることです。
Co-opビザの説明

カナダ移民局のルールと、Co-opビザの申請方法について説明します。
カナダ移民局のルール
Co-opビザとは、Co-opプログラムで働くためのワークビザのことを指しています。勉強の一環とは言えカナダで外国人が働くため、無給でもワークビザの取得が必要です。
そのためCo-opプログラムに申し込んだ場合は必ず、ワークビザを取得しないといけません。ワークビザが無い場合は、企業研修に参加できません。ワークビザを申請するには、以下の条件を満たしている必要があります。
- 学生ビザを取得していること
- 働く理由は、あくまで学校のプログラムを修了する上で必要であるということ
- 授業時間数と企業などで実地体験する時間数は50%ずつで、企業研修の期間は50%を超えてはいけない
- 学校からのCo-opレターがあること
- プログラム全体のスケジュールでは、必ず最初に授業がある
- 座学とCo-opが別々のスケジュール
以下に当てはまる場合は、ワークビザは取り消されることがあります。
- 決められた時間数を超えて働いている
- 学校が認めた場所以外で働いている
- 学校を辞めた場合
各条件を、しっかりと覚えておきましょう。
Co-opビザの申請方法
学生ビザ申請と同じ要領です。
- 学校に申込む
- 学校から入学許可証とCo-opレターを発行してもらう
- 学生ビザ申請をする(学生ビザ申請の際にCo-opレターを提出)
Co-op留学がおすすめな人

Co-op留学がお薦めな人は、こんな人です。
- ワーキングホリデーを利用できない人
- ワーキングホリデーを利用する前に勉強しておきたい人
- 勉強と仕事がしたい人
それぞれ説明します。
ワーキングホリデーを利用できない人
カナダのワーキングホリデーを利用できない人は、以下どちらかに当てはまる場合です。
- 1度ワーキングホリデーを利用したことがある
- 年齢が31歳以上の人
上記の方は、ワーキングホリデーに向けての練習にもなるため、Co-op留学がオススメです。
ワーキングホリデーを利用する前に勉強しておきたい人
ワーキングホリデーの1年間は、あっという間です。気づいたら「もう半年が過ぎていた、もっとカナダにいたい!」という感想をよく聞きます。自分のやりたいことを実現させるためには勉強などを先に済ませ、ワーキングホリデーの予行練習のようにCo-opを使うのも一考です。
勉強と仕事がしたい人
カナダ留学を形に残したい人にもオススメです。学校からディプロマなどの資格の取得や勉強で知識を得られ、英語環境での就労経験も得ることができます。
Co-op留学で働くメリット

Co-op留学で働くメリットは、以下の3つです。
- 日本の就職に有利になる
- 学校からの仕事探しのアドバイスが得られる
- 座学と実地研修両方から知識が深められる
それぞれ解説していきます。
日本の就職に有利になる
海外での就労経験は、他者との差別化になります。多くの人が経験できない留学で働いた経験がある場合、人とは違った視点で就活面接で語ることができます。
学校から仕事探しのアドバイスが得られる
学校には専門のCo-opアドバイザーがおり、アドバイスがもらえます。何から始めるのか、英語の履歴書(レジュメ)チェック、面接指導などです。学校によって違いますが仕事紹介もあります。何も分からない海外での仕事探しで、心強いサポートが魅力です。
座学と実地研修両方から知識が深められる
座学で知識を増やします。その知識を実践で「どのように役立てるか」「応用できるか」を経験できるため、知識と経験をアップグレードすることができるでしょう。
Co-op留学で働くデメリット

Co-op留学で働く際のデメリットは、以下の3つです。
- 有給の仕事が見つからない
- 授業料がかかる
- 働ける時間数が決まっている
それぞれ説明します。
有給の仕事が見つからない
オフィスワークの場合、すぐには見つかりません。皆さんが探している仕事は、カナダ人も他の留学生も狙っていますし、英語力と関連した職歴がある人が優先されます。数をこなして応募していくことや、早めに応募することが大切です。
授業料を事前に支払う必要あり
Co-op留学をするには、まず学校に授業料を支払う必要があります。まとまった金額が必要なため、資金が無い方は貯めるなどして用意してください。
働ける時間数が決まっている
すでに説明しましたが、フルタイムで長期間は働けません。座学の授業時間数を超えて、働くことができない点は注意が必要です。
Co-op留学の流れと準備ポイント

Co-op留学の流れや、準備する際に意識したいポイントを解説します。
Co-op留学の流れ
Co-op留学の流れを順番に説明していきます。
学校の授業料、往復の航空券、海外保険加入費、生活費をカナダで働かないと想定して、いくらかかるか考えましょう。予算が用意できるまで留学をしないのか、今用意できる予算で1年から半年以内に出発するのかを決めましょう。
どんなプログラムがあるのか、興味のあるプログラムはどれか考えてみましょう。どの学校にあるのかや、学校の候補が複数あるなら場所で選ぶという選択しもあります。どんなに多くても5校くらいを候補にしてください。
IELTSやTOEICスコアの提出が学校に出来ない場合、ほとんどの学校で無料のオンライン英語テストを実施しています。オンライン英語テストに合格しないと、学校の申し込みが出来ません。テスト結果次第では、語学学校で英語の勉強が必要になります。
英語のテスト結果を基に、1と2のステップを見直します。学校、プログラム、期間が予算と合うかどうかを確認します。
学校申込みをします。授業料などを支払い、学生ビザ申請に必要な書類を学校に発行してもらいます。
学校申込みと同時進行で学生ビザ申請準備を始め、学生ビザ申請を行います。
次は、準備する際のポイントを解説します。
準備ポイント
Co-op留学の準備ポイントは以下の3つです。
- 予算ギリギリは避ける
- 留学エージェントに相談する
- 英語のテストは早めに受ける
それぞれ解説していきます。
予算ギリギリは避ける
「カナダで働いて稼ぐから何とかなる」といった考えは止めて、必ず余裕を持った予算を用意してください。仕事が見つからない、双方が合わなくて辞めることになった、などは十分に考えられます。また、思った以上に生活費がかかる、円安がすすんで資金が目減りするなども注意です。
留学エージェントに相談する
Co-op留学は、学校やプログラムによって規定が細かく違いますし、ビザも詳細なルールがあります。カナダ専門の留学エージェントに相談するのが安心です。
英語のテストは早めに受ける
客観的な英語力の把握ができないと、具体的な留学プランを立てることができません。TOEICを受けてみて、その点数を基に留学エージェントに相談をしてみても良いと思います。
インターンシップの流れ
仕事探しについての質問も多いので、流れを順番に説明します。
学校で説明会があるので必ず参加してください。または学校のカウンセラーに相談します。いつ頃に何をしたら良いのかを把握しておきましょう。
英文の履歴書(レジュメ)を作成しましょう。学校の授業で作成する場合もあります。レジュメは何度も推敲が必要なので、英語の勉強も兼ねて早めに作成してください。
面接や電話インタビューの練習を授業でする学校もありますが、英語で面接に備えるには決して十分ではありません。想定される質問にどのように答えるか準備が大切です。
インターネットのサイトなので気になる募集を見つけたら、どんどん応募していきます。
カナダのCo-op留学で選べるプログラムの種類

Co-op留学で勉強できるプログラムの種類は、4つの分野があります。
- ビジネス関連
- カスタマーサービス関連
- IT関連
- 美容関連
それぞれ解説していきます。
ビジネス関連
ビジネス関連には「ビジネスマネージメント」「国際貿易プログラム」があります。
ビジネスの構造、組織管理や運営の知識、スキルを学ぶコースです。大規模な会社でひとつの部署を任されたり、個人での起業を考えたりする場合に、一通り必要な知識と即戦力となる知識を身に付けていきます。
国を超えての物やサービスの取引全般について学びます。
カスタマーサービス関連
カスタマーサービス関連では「ホスピタリティ」「カスタマーサービス」「旅行」の3つです。
将来ホテル業界、接客に関する仕事に就きたいと考えている方、すでに観光業界で働いていてキャリアアップを目指す方向けのコースです。
接客にフォーカスして英語でのコミニュケーション、顧客のサポートなどを学びます。
旅行・観光に関する一連の基本的な知識を習い、旅行関係への就職を希望する方を有利なものとするために専門的に学びます。
IT関連
IT関連のプログラムを新設する学校が増えてきました。「webデザイン」「ネットワークシステム」の2つに分かれます。
ホームページ設計、UI/UXデザイン、アプリ開発などを学びます。
コンピューターを接続する技術や、接続されたシステムの通信や運用を学びます。
美容関連
美容関連では「メイク」「エステ」「ネイル」「ファッションビジネス」の4つです。
特殊メイクなどの勉強も含まれたコース内容です。髪を除く全身美容を施術する仕事で、主にスキンケア、痩身、リラックスなどのサービスを、お客様に提供する仕事を目指します。
ネイリストは、手や足の爪の美容と健康のための手入れ、爪に装飾(ネイルアート、ジェルなど)を施す職業の人を指します。
衣服・アパレル (ファッション) 業界で、マーケティング(市場調査)を基に学びます。流行を予測して商品(品揃え)を買い付け、価格決定後どのように販売するか販売戦略を立てる仕事 (ファッションマーチャンダイジング) について学びます。
その他(TESOL、保育士、通訳・翻訳)
TESOL(英語教師の資格)や保育士のプログラムは無給の実習になります。通訳・翻訳プログラムのCo-opは存在するものの、通訳・翻訳の仕事で見つけることは難しいとお考えください。
Co-op留学が人気の学校3選

Co-op留学が出来る学校の中で、人気の学校3校をご紹介します。
Cornerstone International Community College of Canada (CICCC)(コーナーストーン・インターナショナル・コミュニティカレッジ・オブ・カナダ)


バンクーバーにある、カスタマーサービス、Web関連のプログラムが大人気の学校です。以下の6つのコースがあります。
- ビジネス
- デジタルマーケティング
- ホスピタリティ
- カスタマーサービス
- Web&モバイルアプリ
- ネットワークシステム
約1ヶ月に1度のスタート日があり、月〜金曜日の昼間の時間帯と夜の時間帯どちらかで授業が行われます。授業時間が固定されており、仕事の予定を入れやすいです。複数のCo-opコーディネーターがいるのも、他の学校にない特徴です。日本人カウンセラーも2名常駐しています。
ILAC International College (アイラック・インターナショナル・カレッジ)


授業料が、お手頃なのが魅力です。以下の4つのコースです。
- カスタマーサービス
- カスタマーサービス&ビジネスコミニュケーション
- セールス&マーケティング
- ビジネス
前半のカスタマーサービス関連の2つのコースは、年に8回のスタート日(月〜金曜日の午後)、後半のビジネス関連の2つのコースは、年に6回のスタート日(月〜木曜日の夕方)に授業があります。バンクーバーとトロントに、キャンパスがある大規模校です。
VanWest College (バンウエストカレッジ)


「100%有給インターンシップ保証!」で、空港でのインターンシップも手配できます。コースは以下の6つのコースです。
- カスタマーサービス
- ホスピタリティ
- ビジネス
- ビジネスコミュニケーション
- 広報&マーケティング
- 国際貿易
年に約6回のスタート日(月〜金曜日の夕方から夜)に授業があります。ESL(語学学校)部門もあり、バンクーバーとケロウナにキャンパスがあります。Co-opプログラムは、バンクーバーキャンパスです。両キャンパスに日本人カウンセラーが常勤しています。
Co-op留学を失敗させない3つのポイント

Co-op留学を失敗させないためのポイントは、以下の3つです。
- お金を稼ぐ手段と考えない
- チャレンジする
- カナダ移民のポイントになると考えない
それぞれ解説していきます。
お金を稼ぐ手段と考えない
Co-op留学の第1の目的は「勉強」であり、カナダに「稼ぐ」ために来るのではありません。仕事の体験を通してキャリアアップに繋げる勉強です。
チャレンジする
留学の期間はあっという間です。取りあえずやってみる、言われたらやってみるを癖にするくらいで良いです。どうしようと考えているよりも、英語が間違っていても応募したり、面接で話した方が仕事は見つかります。
カナダ移民のポイントになると考えない
カナダの移民権取得を視野に入れてCo-op留学を考える人もいますが、カナダへ本当に移民したいかを考える期間くらいに捉えましょう。Co-op留学からカナダへ移民へ繋げる方は実際にいらっしゃいますが、相当大変ですし、ごく少数です。
Co-op留学についてよくある質問

私が実際に頂いた質問も含めたQ&Aを、まとめてみました。
- どれくらい稼げますか?
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お小遣い程度と考えておきましょう。
- 取得後の仕事探し方法は?
-
仕事は基本的に自分で探します。全学校共通と考えておけばいいでしょう。自分で探す場合は、学校で仕事探しのアドバイスがあります。
学校によっては提携のインターンシップ紹介会社を利用しており、専任のスタッフが仕事紹介をする学校もあります。ですが、これらは少数とお考えください。学校からの紹介を利用しながら自分で探します。ちなみに、紹介は3社限定としている場合が多いです。
- 英語力がない人でも取得できる?
-
ある程度の英語力が必要になります。それぞれの学校とプログラムによる「英語力の基準」に達していないと入学できません。英語力が足りない場合、語学学校で英語力を上げてから申し込むことができます。
- 仕事探しで大切なことは?
-
英語力と何ができるかです。その職種の経験があっても、英語でアピールできないこともあります。社会人経験が無い場合は、初心者レベルの仕事からになります。
カナダでは、企業が人を育てるという考えが余りありません。「もっと仕事が欲しい」「これをやってみたい」と社内でアピールしていくことも大切です。
- 仕事が見つからなかったら?
-
学校の先生やスタッフに相談しましょう。そして、諦めないことが大切です。
- Off-work campus permitはCo-op期間も併用できますか?
-
専門プログラムの期間が6カ月以上の場合、週20時間アルバイトが出来ます。これは学生ビザに記載されており「off/on-work campus permit」と言います。
Co-op期間でも週20時間のアルバイトが可能で、週20時間のアルバイト先とCo-opの仕事先が一緒でも良いです。Co-opの期間が始まる前に、週20時間のアルバイト中にCo-op先を探すのもいいでしょう。
- 夜の時間帯の授業だと通学が心配です。
-
絶対とは言えませんが、ある程度の安全があるからこそ夜の時間帯で授業時間が設定できます。どの学校も通学に便利な立地です。オフィス関連の仕事は昼間になるため、「off-work campus permit」を利用してアルバイトをすることを考えると、夜の時間帯を希望する方もいらっしゃいます。
Co-op留学体験談

Co-op留学の体験談をご紹介します。

国際的に通用する人材になりたいと思い、1年間ビジネスマネージメントの勉強をし、1年間インターンシップをするという合計2年間のコースを受けることになりました。 初めの1年間で国際社会でのビジネスについてみっちり叩き込まれました。中でも私が特に楽しく勉強したのがファイナンスマネージメントとアカウンティングコースでした。
日本の大学で簿記や会計学を勉強していたときは、こんなにもつまらないものは他にはないと思うくらい嫌いだったのに、カナダ留学で勉強したら、それを仕事にしたいと思うくらい楽しくて仕方ないくらいでした。 きっとそれも先生が目をギラギラさせて生徒ひとりひとりと親身に接してくれるからだと思います。
Coop期間のインターンシップはカレッジで一年間勉強したことを活かして実践で活用しようというものでした。 私はファイナンスやアカウンティングが自分に合っていると感じていたところ縁がありアカウンティング関係の仕事につくことができました。 仕事内容はまさに勉強したことそのものでした。
もちろんリアルライフは教科書のようにすべてが的を得てピッタリ合うというものではないのですが、パズルのように散らばった数字がピッタリ当てはまった時の喜びは学校で答えを見つける喜びの数倍のものでした。
色々な国の人と実際に英語を使って仕事をするというものも喜びの一つでした。 しばらく経験を積んだところで新人教育も任されるようになりました。 ここでもまた学校で学んだリーダーシップなどが役に立ち、同僚や後輩たちとも次第に仲が深まりました。
文化の違いで悩むこともありましたが、色々な事を知れて楽しいと思う気持ちの方が大きく充実したインターンシップをおくれました。

インターンですが、現地のギフトカードカンパニーで3か月間働かせて頂きました。主な仕事内容はカードのデータ入力と会計補助です。社員の方々もとても親切で、本当に良い所で働かせて頂けたなあと思います。
英語もままならず、ちゃんとした就労経験も知識もない大学生が、海外の現地企業で雇ってもらうのは本当に困難です。私には本当に縁があったのと、あとはそれを活かせる英語力が不可欠だと思います。そして余談ですが当初の目的以外にも得られたものがありました。
それは多くの社会人の方々と交流できたことです。就活生としてこれは思いもよらぬメリットでした。実際に彼らがどう考え、どう動くのかを間近で学ぶことができました。したがってこの留学を通して貴重な人生経験ができたことは、就活に限らず、今後の人生において本当に意味のあることではないかと思います。
Co-op期間に入ると、ネイルだけでなくフェイシャルやアイラッシュエクステンションなどもオファーしているスパサロンで、私はネイルテクニシャンとして働き始めました。お客さんはほとんどカナディアン。
私を入れて3人のテクニシャンしかいないサロンだったため、お客さんにネイルをするだけでなく予約を取ったり、オープンからクローズまで全て1人でする時もあったりと最初は本当に大変でした。
何が1番最初大変だったかというと、学校を卒業して間もないにも関わらず、お客さんの前ではプロフェッショナルな技術と対応で接客しなければならなかったこと。しかも英語で。手を震わせながら心臓バクバクでお客さんにネイルをしていたことを鮮明に覚えています。笑
学びの毎日で、それでも自分の技術や接客がよくなっていくのを実感できたり、お客さんからポジティブなレビューをいただけたときはとても嬉しかったです。あの6ヶ月間は本当にいい経験だったなと心から思います。
Co-op留学を上手く利用して価値ある海外就労経験を得よう!

カナダで働いてみたいと思っても、希望の仕事に就くには準備が必要です。英語力、知識、仕事探しにかかる時間を考えると、学校のサポートが得られるCo-opビザで準備した方が効率的です。
「英語での知識習得」+「カナダでの就労経験」の専門留学を目指す場合、費用、英語力、プログラムの選択、ビザ申請などの準備が必要です。プログラムが始まってからも、仕事探しや実際の就労体験は大変かもしれません。
ですが、これらで得た知識や経験は貴重であり、今後のキャリアアップや就職を考えると、Co-op留学にチャレンジして良かったと思えます。ぜひ、当記事でCo-po留学に関して理解を深めて頂けたら、チャレンジして可能性を広げてみてください。
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