「カナダ留学のホームステイで、どんなトラブルがあるのかな?自分が体験したときの対策も知りたい。」
そんな疑問を、実際にあったトラブルを含めて解決します。
これから、お話するホームステイトラブルは、なかなか起きないトラブルばかりです。そのためホームスティに過度な心配は不要です。ただし、いざという時のために知っておくと安心です。
- ホームステイ先で実際に起きたトラブル
- ホストファミリー側が受けた実際のトラブル
- ホームステイトラブルに遭った際の解決策
トラブル例・解決策を知っておくことで、トラブルに巻き込まれた場合でも状況を判断して行動することができ、安心してホームステイを過ごせるでしょう。
ホームステイで実際に起きたトラブル7選&解決策

直接、見聞きした実際に起きたホームステイトラブル&解決策を7つ挙げます。
- 盗難
- 食事
- 言語
- セクハラ
- 予期せぬトラブル
- 金銭トラブル
- 相性
具体的な話をしていきます。
盗難
ホームステイ先の子供が部屋に勝手に入り、香水を盗まれたということがあります。子供は「借りただけだ」と主張し、親も子供をかばうため留学生としては納得がいきません。また「ホームステイ先の同じ留学生から盗難に遭う」ということもありました。
解決策
高級なものやブランド物は留学には持って行かないようにしましょう。お金やパスポートはスーツケースに入れて鍵をかけておく、お金をいくら持っているかなど言わないようにしましょう。
食事
食材がなくて何も食べられなかった。学校に持って行くランチは用意されていたけれど、毎日ずっと同じマフィン2個だったというのがあります。
朝と学校に持って行くランチも含めて「昼食は自分で用意する」のが一般的です。サンドイッチ、果物、パックのジュース、前日の夕飯の残りを持って行くのがランチの定番ですが、その食材が無かったという訳です。
解決策
日本の食生活と比べて随分と質素ですが、それでも上記のような例の場合は度を超しているように思います。ホームステイの規約で食事の提供が約束されている場合、その義務を果たしてもらうよう話合って改善されない場合、ホームステイを変えるか速やかに退去を薦めます。
言語
第一言語が英語ではない、英語の分からない親戚や家族が長期滞在している場合です。
ただ最悪のホームステイとまで言えるかというと、そうでない場合が多いです。色々な所に連れて行ってくれた、食事が口にあったなどの他の側面でカバーされていることもあるからです。
解決策
言語が理由で最悪なホームステイを感じる場合、他の要素も重なっているように思います。英語で話して欲しいと伝えつづけることは大切です。
セクハラ
ホームステイの家族からセクハラを受けるというのは体に触られる、夜中に部屋に来るなどが具体例です。
解決策
まず勇気を出して断固「No!」を伝えることが大切です。「そんなつもりはなかった」「北米の文化ではこうなんだ」と言われたら「私は不快だから止めて」「こういうことは止めてください」と伝えた上で、早めにホームステイを退出する方向で動きましょう。
翌日にでもホテルに泊まるか、友人に、お願いして泊まらせてもらうことも一考です。ホームステイは女性の年寄りが多いと聞くこともありますが「セクハラの心配がない」「時間に余裕があるため面倒見がよい」という理由で重宝されるのかもしれません。
予期せぬ事故
予期せぬ事故とは以下の様なことです。
- 外部から泥棒が入った
- 火事
- 隣家が火事になり避難した
- ホームステイの家族問題(離婚、引越し、病気)
解決策
このような事例の場合は、ホームステイ自身も予期していないため、まずは話し合ってみましょう。「カナダではそうなのかな」と1人で考えずに誰かに聞いてみる、直接ホームステイ先に聞いてみることは大切です。誤解や勘違いなことが多いです。学校や留学エージェント手配のホームステイの場合は、ホームステイ担当者に相談しましょう。
そして、その他の予期せぬトラブル(意図せずホームステイ先の家具を壊してしまったなど)に遭った時の事前対策として、海外保険は絶対に加入しておきましょう。
金銭トラブル
ホームステイの家族の誰かから「お金を貸して」と言われたケースです。
解決策
絶対に貸さないことが基本です。「現金を持っていない」「私も親から送金してもらえなくて無い」と言って断りましょう。万が一、貸す場合は戻ってこないと思って貸しましょう。
相性
子供の面倒を見させられる、過干渉、ホームステイ家族の団らんが多くて1人の時間が欲しい、ホームステイ家族と過ごす時間が無くて寂しいなど「相性が合わない」場合もあります。例えば、子供の面倒を見ているときに「子供の面倒を見させられる」のか「子供が好きだから一緒にいて楽しい」と感じるのかです。
解決策
いつもだと負担に感じる場合は「30分だけ」「今日は休みたい」「宿題がある」と伝えて断りましょう。
ホストファミリー側が出て行って欲しいと言ったケース

逆に、ホストファミリー側が留学生に出て行って欲しいと言った具体例です。
- ルールを守らない
- 家のものを持ちだす
- 家に他人を入れる
- ホームステイ代を払わない
- 家族と関係をもつ
それぞれ解説します。
ルールを守らない
以下のような事例で何度か注意しても改善が見られないため、退去を言われた例です。
- 門限やシャワーを浴びる時間などの家のルールを守らない
- 夕飯が必要かどうかを知らせない
- 違法行為をする
何度か注意を受けた後での退去告知のため、速やかに退去をした方がいいでしょう。その後も滞在を希望する場合、ホームステイ側の気持ちを考えると相当の努力が必要と思われるからです。また違法行為、ルール違反の内容によっては退去しかないです。
家のものを持ちだす
ホームステイ先のものを断りなく持ち出した例です。
- 留学生の友達にトイレットペーパーなどの日用品、食材をあげる
- パーティに招かれてプレゼントとしてホームステイで使っていない置き時計を持って行く
「友達のホームステイ先がハズレで可愛そうだから」「1人暮らしをしていて節約したいと友達が言っていたから」と友情を優先してしまった結果です。ホームステイにお金を払っているから、持ちだしても良いという理屈にはなりません。
家に他人を入れる
ホームステイの許可なく友人や家族を勝手に泊まらせたり、家で遊ぶということがありました。
自分の家に知らない他人が入ってくるのは犯罪にも繋がりかねません。招待しても良いか、家族が来た場合に泊めても良いかホームステイ先に聞きましょう。宿泊する場合にいくら払えばよいか、宿泊は難しいが夕飯に招待したいなどの返答があるはずです。
ホームステイ代を払わない
ホームステイ代を決められた期日までに払わないのは信頼関係が崩れてしまいます。一言遅れた理由とお詫びを言いましょう。万が一忘れてしまった場合は、すぐに支払いましょう。
ホームステイ代を学校や留学エージェントに支払っている場合は、そのことを説明して学校や留学エージェントに聞いてもらいましょう。
家族と関係を持つ
合意の上で家族と関係を持つ場合です。ホームステイ先の子供との場合は、親が留学生の退去を命じます。親の場合は、離婚問題に発展する可能性も出てきてしまいます。そのため「いつも露出の多い洋服を着ている」という理由でホームステイの滞在を途中で断わられた事例もあります。
この場合はホームスティを退去するしかありません。次の家が見つかるまで滞在できるのか、いつまで滞在できるのか、そして返金について確認しましょう。
トラブルを理解してホームステイを楽しく過ごそう

ホームステイは楽しく過ごしたいものです。ですが、ホームステイ先によって下記のようなトラブルに遭う可能性があるため、解決策も一緒に覚えておくといいでしょう。
- 盗難→高級な物を持っていかない・お金持ちをアピールしない・鍵をかける
- 食事→話し合う・話し合っても変わらないなら退去
- 言語→英語で話してほしいと伝える
- セクハラ→ハッキリ「NO!」と伝える・友人宅やホテルへ避難・早めに退去する
- 予期せぬトラブル→話し合う・ホームステイ担当者と相談する
- 金銭トラブル→貸さない・貸しても返ってこないと思う
- 相性→休みや気分転換したいことを伝える
さらに、ホストファミリー側から退去を言われないように下記の部分を意識しましょう。
- ルールを守る
- 家のものを持ち出さない
- 家に他人を入れない
- ホームステイ代を払う
- 家族と関係を持たない
今回、ご紹介したトラブル事例の大半は「自分でホームステイを手配した人」です。トラブルを避けるための探し方については、下記の記事で解説していますので参考にしてみてください。

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