「ワーキングホリデーってよく聞くけど、なんだろう?」「具体的にどうすればいいの?」ワーキングホリデーを考えているあなたにとって、この記事はきっと役に立ちます。
ワーキングホリデーについて理解して目的や道筋を明確にしておかないと、周りからの理解が得られない可能性があります。「ワーキングホリデーなんてして、日本に帰ってきてからどうするの?」という家族や友達に対して、しっかり答えられるよう事前に計画することが大切です。
- ワーキングホリデーの基礎知識
- カナダワーキングホリデー留学の概要
- カナダワーキングホリデーを失敗させないポイント
- カナダワーキングホリデーで多い質問と回答
ワーキングホリデーの知識が深まることで、不安解消や後悔のないワーキングホリデーになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
ワーキングホリデーとは?

ワーキングホリデーは、日本と協定のある国で旅行をしたり、働いたり、学校に通ったりできる制度です。その経験を通して、その国の理解を深めるのが目的です。日本と各国が個別に協定を結んでいるため、ワーキングホリデーが実現しています。
ちなみに日本の外務省では、このように記載されています。
「ワーキング・ホリデー制度とは,二国・地域間の取決め等に基づき,各々が,相手国・地域の青少年に対し,休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を相手国・地域の青少年に対して理解する機会を提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。」
引用元:ワーキング・ホリデー制度-外務省
これを見ても分かるように、ワーキングホリデーは旅行や就労体験のみならず、「お互いの国を理解し合う」という役割があります。
カナダのワーキングホリデーはIECというカテゴリーの1つ
ICEとは「International Experience Canada(インターナショナル・イクスピアリエンス・カナダ)の略です。IECには、以下の3つのカテゴリーがあります。
- Working Holiday、ワーキングホリデー
- Young Professionals、ヤング プロフェッショナルズ
- International Co-op Internship、インターナショナル コープ インターンシップ
これらは、カナダと各国によって細かな協定内容が違います。3つのカテゴリー全てが利用できる国もありますが、日本はワーキングホリデーのみ利用が可能です。カナダのことを色々と知ってもらい、視野を広げることが目的です。
ワーキングホリデーで行ける国
日本と協定を結び、ワーキングホリデー制度を利用して行ける国は、2020年では26カ国です。制度開始が古い順番で、ご紹介します。イタリアとフィンランドは2022年5月に協定の署名が行われました。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポルトガル、ポーランド、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チリ、アイスランド、チェコ、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、イタリア、フィンランド
国によって応募の条件や募集人数が違います。
ワーキングホリデーはカナダがおすすめな3つの理由

カナダはワーキングホリデー対象国の中でも「人気国」です。そんなカナダをおすすめする理由は以下の3つです。
- 英語が習得できる
- 人が親切
- 仕事を見つけやすい
それぞれ、ご紹介します。
1.英語が習得できる
世界共通語の英語を公用語にしているカナダは、聞き取りやすい英語を話すことでも有名です。ワーキングホリデーで英語の上達も期待できます!また、カナダはフランス語も公用語のため、モントリオールなどへ行ってフランス語の習得もできます。
2.人が親切
困っている時に助けてくれる人が多いです。多民族、多国籍からなるカナダは、英語が第二言語の人にも慣れています。そのため英語を聞き取ろうとしてくれます。
3.仕事が見つかりやすい
バンクーバーやトロントの都市部では「日本食レストランが多い」ため、仕事は見つけやすいです。オフィス系の仕事の場合は、英語力や経験が大切なため仕事に就くまで時間がかかります。希望の仕事探しをしながら、カフェやレストランで働いて生活費を稼ぐという選択肢もあります。
【カナダ】ワーキングホリデーのルール

カナダへワーキングホリデーをする際のルールは、以下のとおりです。
- 期間はカナダに入国した日から1年間
- 好きな所で働ける
- 旅行にも行くことができる
- 学校にも6カ月間まで通える
- 延長はできない
それぞれ解説します。
期間は1年間
ワーキングホリデービザの期間は、カナダに入国した日から1年間です。
好きな所で働ける
カナダで働けるビザは、働く場所が決まっている種類のワークビザがあります。ワーキングホリデ―ビザは「オープンワークビザ」という種類で、自分の働きたい所で働くことができます。
旅行にも行くことができる
勉強するための学生ビザや働くためのワークビザと違い、ワーキングホリデ―ビザの場合は1年間ずっと旅行をすることもできます。
学校にも6カ月間まで通える
学生ビザ、ワークビザ、そして観光ビザをミックスしたワーキングホリデ―ビザの場合、6カ月間まで学校に通うこともできます。学生ビザは不要です。
延長はできない
ワーキングホリデービザの延長はできません。1年の期間が終わった後、学生ビザ、ワークビザ、観光ビザへの切替延長は可能です。
カナダのワーキングホリデーの申請条件や年齢

カナダのワーキングホリデー申請条件は、下記の10個です。
- 日本国籍を有する方
- カナダ入国予定日より1年以上のパスポートの有効期限があること
- 申請時に日本の住所を記載できること
- 応募時点で、18歳-30歳であること
- カナダ入国時点で、2,500カナダドル程あること
- 海外医療保険に加入していること
- 日本へ帰国するための航空券、もしくは航空券を購入できるだけの費用があること
- カナダへの入国が可能なこと
- 申請費用346ドルを支払うこと
- ワクチン接種を完了していること
それぞれ解説します。
1. 日本国籍を有する方
日本のパスポートを持っている人が対象です。
2. カナダ入国予定日より1年以上のパスポートの有効期限があること
例えば2021年6月1日に、カナダに入国予定の場合です。パスポートの有効期限が、2022年6月1日までないと1年の滞在許可がおりません。
3. 申請時に日本の住所を記載できること
日本の実家の住所や、住んでいる場所を記載するとお考えください。
4. 応募時点で18歳-30歳であること
ただし、31歳でも大丈夫なパターンが下記の2つです。
- カナダに来る際の正式なワーキングホリデ―ビザに切り替える時
- ワーキングホリデーに応募した後、申請するように連絡があった時
5-7. 資金・海外医療保険・航空券
資金、海外医療保険、航空券に関してはまとめて説明します。
- カナダ入国時点で、2,500カナダドル程あること
- 海外医療保険に加入していること
- 日本へ帰国するための航空券、もしくは航空券を購入できるだけの費用があること
カナダ入国時に「2,500ドル程持っているか」「海外医療保険に加入している証明を見せてください」「日本行きの帰りの航空券を持っていますか」と、カナダ移民局のスタッフに聞かれることは少ないでしょう。だからといって資金がほとんどない状態でカナダに来たり、海外医療保険に加入しなくてもいい、ということではありません。
カナダは医療保険に加入していないと、医療費が非常に高くつきます。必ず渡航前に海外医療保険に加入しておき、余剰資金も用意するようにしてください。

8. カナダへの入国が可能なこと
ほぼ全員の方が入国可能です。ただし「伝染病にかかっている」「犯罪歴がある」などの特殊な例の場合は、入国できない可能性があります。
9. 申請費用346ドルを支払うこと
申請料金(261ドル)・バイオメトリクス登録料(85ドル)を申請時に、クレジットカードで支払います。以前にバイオメトリクス登録をしたことのある人は、登録が不要な場合もあります。
10. ワクチン接種を完了していること
ワーキングホリデーの応募条件として記載はありません。ですがワクチン接種が完了していないと、カナダ入国後に仕事が見つかりにくかったり、入国時に自己隔離をしないといけない場合があります。
【カナダ】ワーキングホリデーの流れ

ワーキングホリデーに興味を持ったら、以下の順番で準備を進めましょう。
- SNSから情報収集
- 留学会社の説明会などに参加
- ワーキングホリデーの計画を立ててみる
- ワーキングホリデー応募
それぞれの項目を解説します。
1. SNSから情報収集
まずは色々な留学生や留学会社のSNSを見てみましょう。その中で自分に近い年齢、境遇、こんな留学生活を送ってみたいと思う人を絞って行ってください。ご自身が行く時とは状況が違うかもしれないため、「こんなこともできるんだな」など、あくまで参考程度にしましょう。
2. 留学会社の説明会などに参加
5つ位の留学会社の説明会などに参加してみましょう。無料で説明会をしている会社がほとんどです。留学生のお世話をしている立場からの説明は、やはり参考になります。
3. ワーキングホリデーの計画を立ててみる
情報収集をしてから自分の計画を立ててみましょう。例えば、以下のような項目を参考にしてみてください。
- 何がしたいのか
- 自分のしたいことから予算は、どれくらい必要か
- 予算から、やりたいことを絞っていくのか
- 学校には通うのか
- どの都市に行くのか
- 留学会社を利用するのか、自力で全て行うのか
- いつ行くのか
- ワーキングホリデーの前に学生ビザなどで来るのか
- ワーキングホリデー応募
- ワーキングホリデービザが許可されたら、保険と航空券の手配
- 住まいはどうするのか
4. ワーキングホリデー申請の流れ
ワーキングホリデーの申請は、全てオンライン申請によって行われます。カナダ大使館に行ったり郵送する必要は一切ありません。そして「年度」によって募集が区切られます。2023年度の募集枠は「6,500名」で、人数に達したら募集は終了です。達しなくても年度末に募集は終了します。
ワーキングホリデー申請の流れを説明します。
確認できるサイトは以下です。
応募方法は以下のサイトです。
だいたい週に一度「pool」から「抽選」があり、カナダ移民局より招待状が発行されます。発行後、招待状を受けるかどうかは10日間の猶予があります。抽選され招待状を受けた人は、ワーキングホリデービザ申請ができます。
招待状を受けてから申請完了までに、20日間の猶予があります。
通知に、バイオメトリクス登録の期間が記載されています。期間は通知の発行日から30日間です。期間内にバイオメトリクス登録をおこないます。
許可証を「POEレター」と呼んでいます。許可証には、具体的な有効期限が記載されています。有効期限は、許可証の発行日より1年間です。
「ワーキングホリデービザ許可証」と引き換えに、カナダ入国時に正式なワーキングホリデービザが発行されます。
【カナダ】ワーキングホリデーの準備ポイント

ワーキングホリデーの申請準備で、気を付けるポイントは以下のとおりです。
- 準備を始める時期
- 来年度枠で申請する場合
- 無犯罪証明書の提出
- 介護関連の仕事に就く場合
それぞれ解説します。
準備を始める時期
1年前が計画を立て始める目安とお考えください。資金を用意する期間は人それぞれです。出発時期に合わせて、ワーキングホリデービザの申請を前年度の枠でする場合もあります。ワーキングホリデービザの申請期間、学校やホームステイ等の住まいの手配を考えると、半年前に余裕を持って具体的な準備に入ることが望ましいです。
来年度枠で申請する場合
カナダのワーキングホリデーは、毎年、その年度の募集について発表があります。募集人数枠や、申請方法、申請条件などは毎年同じではありません。必ずご自身が応募する年の募集条件を確認しましょう。
確認するのは、カナダ移民局のホームページです。募集枠の発表は、前年度の11-12月頃が慣例ですが、いつ発表になるかは決まってはいません。その年の申請方法や応募条件などが発表されます。ただし、募集枠の人数が一杯になったら終了です。大体、秋頃には毎年一杯になり終了しますので、早めに確認しておきましょう。
無犯罪証明の提出
全員が必ず提出しないといけない訳ではありません。無犯罪証明の提出を求められた場合に、速やかに対応できるようにしておきましょう。各国の無犯罪証明の取得方法については、下記のリンクを参照してみてください。
ベビーシッターや介護関連のアルバイトをしたい
ディケアセンター(保育園)や介護の仕事など人に触れる仕事をしたいと考えている場合、申請時に健康診断を受ける必要があります。ワーキングホリデー申請時に、カナダ移民局指定の病院で健康診断を受けます。カナダ移民局指定の病院は日本だと、東京に7か所、神戸に3カ所あります。
【カナダ】ワーキングホリデーのメリット

実際にワーキングホリデーを経験して得られるものは、英語だけではありません。以下の様なこともあります。
- 自分に自信を持つことができる
- 新しい目標を見つけることができる
- キャリアアップにつながる
- 英語でコミュニケーションを取ることが怖くなくなる
- 視野が広がり考えが柔軟になる
- 海外の友達ができる
【カナダ】ワーキングホリデーのデメリット

あえてデメリットを挙げるとしたら「期間の延長ができない」という点です。他の国のワーキングホリデーは2年に延長できる場合もありますが、カナダのワーキングホリデーは延長ができません。
そのため事前の計画は重要です。先に学生ビザや観光ビザで渡加して英語力をつけてから、ワーキングホリデーに切り替える人も多いです。ワーキングホリデーの後に学生ビザに切り替えて、Co-opプログラムなどで滞在する方も多数います。

【カナダ】ワーキングホリデーを失敗させないポイント

帰国する時に「ワーキングホリデーをして良かった!」と思えたら、あなたのカナダでのワーキングホリデーは成功です。そのための秘訣として、以下のポイントを意識してみてください。
- どうしてワーキングホリデーをしたいのか
- 自分だけのワーキングホリデーの目標や計画を立ててみる
- 計画は常に見直し
- 人と比べない
- 帰国後の計画を立ててみる
- 資金に余裕を持たせる
- 最新の情報の入手と情報の取捨選択をする
- どうしてもやりたいことは先に
それぞれのポイントを説明します。
どうしてワーキングホリデーをしたいのか
出発前に改めて、どうしてワーキングホリデーをしたいのか書いてみましょう。もちろん人に見せる必要はありません。できるだけ具体的に書いてみると、ご自身のワーキングホリデーの目標も見えてくると思います。
自分だけのワーキングホリデーの目標や計画を立ててみる
「これだけは達成したい」「これだけはしてみたい」などを書き出してみましょう。目標や希望を達成するための予算、時間などを考えてみます。
計画は常に見直し
カナダに来ても、出発前に立てた予定や目標の見直しが出てくるのは当然のことです。 月に1回くらいは、どんな具合か予定の建て直しなどを確認する時間を作りましょう。
人と比べない
自分の目標が定まっていないと「他の人はどんなだろう」と、ついつい他の人が気になり比べてしまいます。時には参考になることもあるかもしれませんが、人はそれぞれです。「自分がどうしたいのか」「自分の目標は何だったのか」を常に考えることで軸がブレなくなり、あせったり落ち込んだりすることはありません。
帰国後の計画を立ててみる
カナダ渡航前にも帰国後のことを見据えた計画や、目標を立てると思います。留学も折り返しを過ぎた時に、帰国後の計画を立ててみましょう。その為に残りのカナダでの生活をどうやって過ごしていくのか、今一度考えてみましょう。
資金に余裕を持たせる
基本的に、カナダで働いて稼ぐことが主な目的ではなく、カナダと日本の相互理解を深めることです。仕事がすぐに見つからなかったり、思っていたほど収入を得られないことなどもあるかもしれません。さらに、旅行へ行ったり学校を当初予定した期間より長く通うなどの変更が出てくることもあります。ですから、資金は余裕を持たせておくのがベストです。
最新の情報の入手と情報の取捨選択をする
経験者の話を聞いたり、インターネットなどで検索すると昨今色々な情報が入手できます。参考になり便利ですが、最新の情報ではない可能性があります。この情報は自分にとって参考になるのか、必要な情報なのか、最新のものか、常に考えて情報を選んでいきましょう。
どうしてもやりたいことは先に
例えば「TOEICで800点以上のスコアを取りたい」「J-Shineの資格を取りたい」というのが目標だった場合です。帰国前にTOEICのテストを受けて800点取得できなくても、学校へ行く時間も勉強する時間も取れずあせってしまうことでしょう。
J-Shineの資格を取得したくても、英語の入学条件に達しなかった場合、英語の学校へ行きなおす費用が捻出できないかもしれません。時間も費用も余裕のあるうちに、できるだけ達成するようにしましょう。どうしても1年を待たずして帰国しなくてはいけなくなってしまった場合でも、先に目標をできるだけ達成していれば心残りも少なくなります。
【カナダ】ワーキングホリデーのよくある質問

ワーキングホリデーについて、よくある質問を下記の内容に分けて、ご紹介します。
- ビザ申請
- ビザに関する質問
- 予算
- 仕事
- 英語
- その他
ビザ申請
- 申請はカナダからでもできますか?
-
できます。申請は日本以外の国からでもできます。
- バイオメトリクス(指紋生体認証)は、東京や大阪のビザアプリケーションセンター(VAC)以外でもできますか?
-
できます。世界中約108カ国、約160カ所のVACでできます。
- バイオメトリクス(指紋生体認証)は、カナダ国内ではできないのですか?
-
できます。カナダ国内の政府系のサービスオフィスの約60カ所でできます。
- 学生ビザ申請の際にバイオメトリクスを取っています。ワーキングホリデ―申請の際にまたバイオメトリクスは必要ですか?
-
1度バイオメトリクスを済ませた場合10年間有効です。10年経っていない場合、再度生体認証をする必要はありません。
ビザに関する質問
- ワーキングホリデービザは延長できますか?
-
ワーキングホリデーを延長することはできません。ワーキングホリデービザは1年間です。
- 観光・学生ビザからワーキングホリデービザへの切り替えはできますか?
-
先にカナダへ観光ビザや学生ビザでいらっしゃる方でもワーキングホリデービザへの切り替えは可能です。その場合、カナダ国外へいったん出ないとビザの切り替えはできません。日本へ一時帰国されたり、アメリカなどへ旅行へ行かれてカナダへ再度入国する際などに切り替えます。
- 入国の際の注意点はありますか。
-
オンライン申請の最終段階で発行された許可証をお持ちの場合、カナダ移民局のスタッフより、あまり質問はされないとお考えください。
但し、以下の点はご注意ください。
- 許可証に記載されている入国期限までに必ず入国していること
- 正式なビザが発行される際、入国より1年間の期間になっているか確認すること
予算
- 予算はどれくらいあれば良いですか?
-
1ヶ月の生活費を、1,200~1,500ドルで考えます。生活費と往復の飛行機のチケット代、海外保険加入費として、150万円を用意できれば1年間カナダで生活をしていけることになります。
この他にどれくらい学校に通うのか、どこへ旅行に行きたいのかなどの、ご希望によって予算を考える必要があります。
仕事
- 仕事はありますか?
-
あります。特にバンクーバーは日系のレストランが多く、仕事は見つかりやすいです。日本人を雇ったことのある所は日本人が勤勉に働いてくれることを知っている為、雇ってくれる傾向にあります。
- どんな仕事がありますか?
-
英語力、職歴等にもよりますが事務系の仕事を見つけるのは時間もかかります。難しいとお考えください。女性の場合、日系レストランのサーバー、キッチン、カフェ、男性の場合、レストランでのキッチン、男女問わずリゾート地のホテル、ツアーガイドなどが主流です。
- どれくらい稼げる?
-
最低時給賃金は州によって違います。最低時給賃金で考えておくと良いでしょう。BC州の場合、2022年6月1日以降は、15.65ドルが最低賃金です。
レストランなどの場合はチップも収入となります。レストランによってチップの分け方が違います。また仕事が見つかっても、最初のうちはパートタイムでしか入れなかったり、秋・冬の時期はシフトが減らされたりということもあります。
掛け持ちで仕事をする人もいますが、ひとつのレストランで週5日フルタイムで働けた場合、1,000ドルから1,500ドル位を目安にしてください。
- どうやって仕事を見つけるのですか?
-
口コミ、直接レジュメ(英文履歴書)を持っていく、インターネットで探す、が主流です。
- SINナンバーって何ですか?
-
Social Insurance Number、通称SINナンバーは、雇用主がお給料を従業員に支払う際に税金分を計算するために必要な番号です。SINナンバーはService Canada、サービスカナダという役所に行きます。そこで、すぐに発行してもらえる9桁の番号です。働く前に必ず取得するようにしましょう。
英語
- 英語ができないのですが、どうにかなりますか?
-
どうにかなります。日本人を雇ったことのある雇用主は日本人が真面目に働くことを知っています。そのため多少英語ができなくても、頑張りに期待して雇ってくれるからです。
多くの方が英語を上達させるということを、目標のひとつにワーキングホリデーをされると思います。少しでも早く本場の本当の英語に触れて頂いて、英語が通じた時の楽しさを味わって頂きたいと思います。
その他
- 両親や周りの反対にあっています。
-
経験のないことや、あまり詳しくないことは人は不安になってしまうものです。どうして留学がしたいのか、留学した後どうするのか、きちんと説明して納得・安心してもらえるくらい自分の留学計画も練ってみましょう。
そして一度、ご両親にも旅行で来てもらえたら「留学を許可して良かったと」きっと思ってもらえるようにも思います。
- どうしても今一歩踏み出す勇気が出ません。
-
体験者のブログや留学経験者を紹介してもらったりして、カナダでのワーキングホリデーで「どう過ごしているのか」を読んだり聞いたりしてみることから始めてみましょう。ご自身に近い年齢や、背景の方などでしたら自分と置き換えて想像しやすいかもしれません。もしくはご旅行で下見に来てみるのも良いと思います。
- 外務省やカナダ大使館が委託している団体はありますか?
-
カナダワーキングホリデー制度の実施に関して、外務省やカナダ大使館が連携・協力している民間団体はありません。委託団体かと思わせるような名前を利用している場合もありますが関係はありません。
- タックスリターンって何ですか?
-
税金還付のことです。前年度の1月1日から12月31日までに働いた分から納めた税金を払いすぎた場合はカナダ税務局より戻ってきます。支払いが少なかった場合は更に税金を納めることになります。これは各個人がどれ位の年収があったのか等によって違ってくる為、一概には言えません。T4という用紙を雇用主からもらい、4月30日までにカナダ税務局に申告します。
【カナダ】ワーキングホリデーの体験談

私が関わった方の、ワーキングホリデー体験談をご紹介します。

学校では、多くの友人を作る事ができ、その後のワーホリ生活も友人たちのおかげで素晴らしいものになりました。
今思えば、この語学学校二ヶ月は、一年間の様々な基礎を作る上で、最も重要な二ヶ月でした。語学学校の期間が終了してから、地元のカフェでディッシュウォッシャーとして働くことになりました。元々海外のカフェでバリスタになりたいと思っていたので、最初のステップとしてはディッシュウォッシャーでも上出来でした。その後は週5日のフルタイムでガッツリと働くことになります。
そして8月の終わり頃、会社のマネージャーにバリスタに興味があることを伝えました。その後、ディッシュウォッシャーでの働きが評価されまして、正式にバーの方のスタッフになる事ができました。
バリスタになる前に、商品の特徴についてや、ティル(レジ打ち)の練習、などを教わりました。その後、バリスタのトレーニングを本社の方で行いまして正式にバリスタになることができました。バリスタの仕事は、今まで自分が日本で経験してきたどんな仕事よりも、刺激的で素晴らしいものでした。
毎日が英語環境の中でしたので、英語力もすごく鍛えられたのではないかと思います。結局このカフェで8ヶ月間働かせて頂きました。この一年間の経験というのは自分の人生にとってかけがえのないものになりました。

カナダ留学とても良かったです!
カナダは(バンクーバーにしか住んだことないので他の所は分かりませんが)自然がたくさんあり、四季もちゃんとあるのでその時期その時期でカナダならではの季節を感じることができました。
少し行けば山もあり海もあり公園もあり、本当にずっといても飽きませんでした。交通機関もしっかりしているので本当に暮らしやすかったです。カナダで暮らしてる人達も皆さん多国籍で、良い人達ばかりでした!カナダ居ながら色んな国の友達がたくさん出来ましたし、その国の文化も学べることが出来ました。
私は食べる事が大好きなんですが、バンクーバーは多国籍レストランや可愛いカフェがたくさんあり、本当楽しかったです!毎週のように色んな国のご飯をたべてました。笑
日本食レストランもたくさんあったので日本食が恋しくなりませんでした!
そしてカナダは治安も良いので、安心して暮らせました。それと、カナダからアメリカへの旅行が本当に安かったのがビックリでした。なのでカナダに居る間にアメリカ旅行もたくさんできました。これはお勧めです:)
なんだか全然まとまりない文章になってしまい、すいません。泣
私はオーストラリア、カナダ、ニュージーランド生活してきましたが、私の中ではやっぱりカナダがダントツで1番好きです★
ワーキングホリデーはカナダで体験しよう

カナダのワーキングホリデーは、若い時の1年間しかできない貴重な経験です。学校に通いまがら実際に働いて、旅行を通して人との触れ合いから語学力の向上、そしてカナダを若い感性で感じることができます。
人が親切で、聞き取りやすく、きれいな英語を話すカナダでの1年間は思っている以上に過ごしやすいでしょう。自分次第で有意義な1年にすることができます。経験した人にしかわからない「来て良かった」という実感は、日本へ帰国した後も、これからの人生においても役立つ糧となります。
ぜひ、カナダのワーキングホリデーを検討してみてください。
コメント